ベーコンエピ

 

精神に不調をきたしたりタスクや不安でいっぱいいっぱいになったりするとはてなブログを開く。喜ばしい感情のときは開こうとは思わない。頭の中の言葉がそのまま出てくる人間なのか、スパークした感情は即席の短文となって川に流す。だからブログだけを読むとやたらと暗い人間に思え、それが嫌で過去の文章を削除する。

新しい文章を書き始める前に購読中のブログの更新に一通り目を通す。感情を吐露するもあればフラットな日記もあり、私とはまったく関係のない営みが行われていることに羨望し安堵する。

金が無さすぎるというだけのことがすべての生活を蝕んでいる。私はそもそも金遣いが荒く、いや自分ではそれを大胆と言うけど、私の幼稚さは躊躇を知らないままにクレジットカードを得てしまった。宝くじで大金が当たると金銭感覚が狂い破滅するとよく言う。私は自分ならそんなことはないと思っていたが、ここ半年で私こそが破滅の王だと認識を改めた。

無さすぎる口座残高に目をつぶりながら、金が欲しいということは何か社会から付与された欲望で居心地が悪いよなあと考えていたのだけど、その3日後くらいに高島鈴さんがまったく同じことをツイートされていた。それが良いとかではない。私の思考が明文化されている文章に出会うといつも少し嬉しく悔しい。

そんなことはどうでも良くて、金が無いこと、バイトや単発の予定が詰まっていること、4月になること、部屋を片付けること、勉強すること、かなり先の旅行の準備をすること、寝ないといけないこと、家具を買うことが私の周りを回っていて前がよく見えない。部屋の掃除に至ってはすでに完了しているのにも関わらずまだ私の脳を圧迫する。やっと克服したと思ったらまた夜更かしをしてしまうようになった。親知らずを抜くことが決まった。半笑いにしかなれなくてどれにも手をつけられない。近所のスーパーでまたベーコンエピを売ってくれたら良いのにな。

 

 

最近音楽がすごく聴こえる。単に良い曲のリリースが続いているのか、私の受け皿の調子が良いのかはわからないし今までもわかったことはない。ただ出会いはタイミングなので、それを逃さないようにはしたい。

長生きにも、結婚や子育てなどのライフステージにも興味は無い(そもそも俺は結婚できない!死ね!)けど俺が死んだ後にすごい曲や映画が出てきたら悔しいから生きるしかないよな。金が貯まり次第アナーキーな生に舵を切りたい。排除アートをぶっ壊し、横領をして逃走する。それかシェアハウスをしたい。知らない人と。誰かに私を補ってもらうことは求めていないけど、誰かに私の人生を通り過ぎてほしい。それだけ。

 

 

東京大爆走

 

前回の東京旅行はこちら。最後の三行を読むだけで今回の予習になります。

 

 

いやなんか、他愛もない会話中に返信が遅いのは別にいいんですけど、予定合わせてるときに返信が遅いのは本当に最悪だと思うんですよね。この日と次の日どっちで遊ぶかの話をこの日当日にしてて、その上で数時間既読も無いのはもうシンプルにブロックです。

この日は(この日っていうのはさっき出てきたこの日のことじゃなくて東京に行く前日を指してるんですけどわかりにくいですよね笑Twitterで画像にALT付けるときもそうなんですけどどれくらい細かく描写するべきかいまいちよくわからなくて、いや別に正解とか無いしこっちの裁量でやりくりするもんだとは思うんですけど笑でもなんか説明しなさすぎて突っ込まれるくらいなら最初から全部書いとけばとも思うけど単純にめんどくさくなっちゃうし笑ありますよねなんかそういう空回りみたいなの特に誰に気付かれる訳でもなく小さい疲労ばっかり溜まっていくみたいな笑わかる?わかってる?聞いてる?)珍しく前々日くらいには何時に迎えに来ていただくかが決まっていたんですが、やっぱり友達として残っていくのは似たような性格の人ばかりなので、結局合流したのは集合時間から数時間経ってからのことでした。特に書くようなこともなく、迷子のガキに付き合わされてLOFTのおもちゃコーナーで一時間半遊んだ後レゴショップでレゴの盆栽を買うか本気で悩んだりしていたらあっという間に暗くなってきたので適当なコメダに入り、動画の編集をしたりしながら友達のサッカー話を聞いていました。スポーツには本当に興味が無いしすることに意味も無いと思っていますが、サッカーの話を聞くのはなぜか楽しいです。野球は走るルートが同じすぎてつまらないと思います。

あっちゅう間(関西弁のあっという間)に夜行バスの時間が来て、隣の大学生軍団がうるさかったのと充電コードだけ持ってきてプラグ部分を忘れるお茶目をやらかしたのとさっきコメダで投稿した動画を二回再投稿した以外は特に無かったです。

 

東京に着き目当ての店の開店まで三時間ほどあったので当てもなく歩いていると、突然クレーンゲーム特化型のゲームセンターが現れたので思わず入店。着丼。前日にNCTのJAEHYUNさんがインスタに載せていたのと同じメタモンのぬいぐるみがあったので挑戦してみましたが、一向に取れる気配が無かったのでほうほうの体で退店しました。しかしまた付近をぶらぶらしている中でやっぱり再挑戦したくなり、道に不慣れなままに近くを探したりGoogleマップで探したりしたのですが、さっきの店が見つからない。東京の人口は90%が狸と言われていますので、そのようなこともあろうかと思われます。さようなら。

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ゲーセン探しに余計な時間を使ってしまったので急ぎ足でタワレコBOOKOFFへ。カスの品揃えに大暴れ、あまりの人の多さに本気ガチで吐き気を抑えながら電車で三軒茶屋へ向かいました。かねてより名前を伺っていたKankyo Recordsで悠久の時を経たのち新宿へ。ちなみにこの電車移動ではどちらも駅で迷子になっています。

新宿に到着し、思ったよりも時間が無いことが判明。大急ぎで新宿眼科画廊へ向かい、画面上で擦り切れるほどに見てきた方々の作品が0と1だけじゃない物質として目の前にあることに感動しました。この時点で遅刻に片足を突っ込んでいたので、ポストカードを購入して早々に爆走を開始。駅で迷子。遅刻しました。本当にすいません。

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そしてついに、夢にまで見た東京ドームの舞台に降り立ちました。この月の前半には私が今もっとも注目しているNCT 127さんのライブに参加させていただきましたので、わざわざ東京まで来て何が何だか笑といった感じではあったのですが、万感の嵐に全身を揺さぶられ、ただひたすらに最高の時間を過ごさせていただきました。ジゼルさん、あなたはすごすぎる。この頃には既に一度吐いているので四時間の立ち見を行った暁にはもう一生故郷には帰れないものかと思いましたが、四時間座りっぱなしで本当に助かりました。ありがとうございます。「二階席」が四階にあるのは意味不明なので改善した方がいいかと思われます。

ライブも終わり外に出ると、小粒の雨とともに空は既に真っ黒になっていました。東京、それは星の見えない街。前回の東京出張では夜行バスを逃すという痛恨のミスを犯させていただきましたので、今回はそのようなことが無いよう退場即バス乗り場の最寄駅に到着。並の飲食店はもう閉店している時間帯だったので適当な吉野家に入店。着丼。余裕を持って完食し、余裕を持ってバス乗り場に向かったのですが、なんと、

 

 

逃しました笑

 

 

彼の魂は今でも東京を彷徨っているそうです……。

 

 

NCT 127 NEOCITY : JAPAN 'THE UNITY' メモ(抽象)

 

音楽を聴いているときも、音楽が作られた瞬間と今ここにいる私が同じ場所にいることが不思議に思えたり感動したりして、不意に覗く過去も今ここで放ち直す光も自分にしか訪れないものだなあと思うけど、普段画面の向こう海の向こうにいる人たちが同じ空間にいるという体験は何度過ぎても慣れるものではない。

うねるような熱と空気で音楽と自分が一つになったような感覚に溺れて身体の中で沸騰するものを感じながら、中心で踊るイリチルはどこか時が止まってるようにすら見えて、その冷ややかさはやっぱりイリチルだけのものかもしれないと思った。イリチルの踊りにはどんな言葉も当てはまらなくて嬉しかった、言葉と身体は常に繋がっていて常に断たれているから。内側でもつれる心もはるか先へ行ってしまう身体もすべてコントロールすることはできなくて、それが音楽の上で暴れているのは救いでもあるかなと思った。

メントを聞きながらSamphaの「Spirit2.0」を思い出していた。波は、光は、愛は、魂は君を捕まえる。信仰は、友情は、時間は君を捕まえる、閃光はきっと僕らを捉える。イリチルの音や光や踊りが私の肌を走るのを感じられた唯一無二の瞬間はきっと身体に刻まれ続ける。誰にもわからない自分だけの瞬間だった。あとジョンウが可愛かった。

 

 

2023ベスト・ミュージック

 

思ったよりも、思い返してみたときに感情を見失うものばかりなことに戸惑いながら、とりあえず年間ベストを選んでみる。こういうのは行為そのものに意味がある、そうではないですか?

何を見て何を隠すのか、何を思って何を思わないのか、そういったことがあると、私が今まで無意識に捨ててきたものがあったのだとやっと知ったように思う。世界、手が届く範囲は、手が届くなりに自分でどうにかすることができるということに気づいたのはあまりにも遅かった。しかし失ったもの、見落としたもの、そのどれもの影を、影でしかなくとも、後から見つけることができて、私にはそれで十分なんだと感じる。距離が出来事をエモーショナルにする前に、手に収まるくらいを抱き寄せたら上出来と思うことにする。今年の後半の私はそうして生き延びてきた。前半のことはわからない。私は常に猛スピードで駆動しており、あまりのことが振り返るには遠すぎる。

 

 

○ EUNOIA - Billlie

信頼を裏切らないBilllie、本当にありがとう。春のうららかな陽気が詰まっていて奇跡かと思う。ツキちゃんさんの声が活かされていて……嬉しい!Billlieの重なっては消えていくコーラスワークやB'rave ~ a song for Matildaの定形を取らずに揺れ動くようなコレオが本当に好きなので、EUNOIAはまさに私の心臓ど真ん中目掛けて放たれた豪速球だった。Billlieの展開する「一人の少女が消えた」と題してオルターエゴとの対峙を描く物語や、楽曲の細部まで統制された世界観に惚れ惚れする。

 

○ SHALALA - TAEYONG

苛烈に燃える炎とダイヤモンドのようなエレガントさを備えたてよよという存在……SoundCloud上の曲やWonsteinとの曲みたいな方向性をやっていくのかなと思いきや、Omega Sapien全開のいなたいトラックに乗せてバチバチと火花を散らすてよよが見られて大感謝。私を無敵にしてくれた曲だった。

 

○ Ride For Me - DeVita feat. DAWN

こちらも街を歩く私を世界一カッコよくさせてくれた曲。完全にtwerkをするためだけの曲で爆笑。ALL FOR GAY。最近はもう「私は美しい」と言うような楽曲に辟易してしまうモードなのだけど、こうやって揺るぎない自己を高らかに歌ってくれる女性ソロはやはりありがたい。

 

○ Sugarcoat - NATTY from KISS OF LIFE

Sugarcoatにも大変勇気づけられた。力強い羽ばたきを予感させる歌詞ももちろんのこと、何より孤独を、悲しみを見逃さないMVを描く胆力に痺れるのだった。駅で演奏している知らない人に小銭を投げる。ステレオを点けて踊り始める。通りがかった人が小銭を投げてくれる。ポスターのチケットを千切り、丸めて捨てる。万引きを疑われ、店主を押し倒して逃げることしかできず、走る脚も止まり、涙があふれ、背後を振り返れば空一面に花火が咲いている。グルーヴィなR&Bに乗せて!感謝。

 

○ Love War - YENA feat. BE'O

しょうもない恋愛の歌は最高だし、ましてやそれをダークなR&Bに乗せてくれるなんて、私が携わったとしか思えない。BE'Oのパートもしょうもなくて良い。Milenaとかも来て楽しかった(つんくとか)。と思ったらその次にOlivia Rodorigoをタイトルに炎上商法みたいな曲を出してLove WarのMVの再生数を5日で抜いたのを見てエーーーーwwwwwwwとなった。そりゃロックやるわなと思ったし私が顧客じゃないというならそれまでの話だが、せめてもう10回はR&Bでカムバして……。

 

○ 뭣 같아 - BOYNEXTDOOR

ジコガキことBOYNEXTDOORもずっと大したことのない恋愛を歌っているけど、どれだけ恋愛をしょうもないものと思っていてもいざ自身が渦の中に放り込まれるとその途方もなさに感情を揺さぶられまくるというのは本当にわかるし、だから恋愛という巨大な何かにがむしゃらにぶつかるこの曲が好きなんだな〜。

 

○ Seven - JUNG KOOK feat. Latto

しょうもない恋愛というかもう普通にセックスの歌。そしてそれが良い。グクのポップスター然とした余裕と、2stepという若さ、流行に飛びつくのを厭わないHYBEの軽薄さ、そしてしょうもない歌詞のすべてが奇跡的に組み合わさった曲だと思う、と書いてめちゃくちゃ悪口みたいだなと考える。MVも素晴らしいし、ジョングクが持つある意味で軽い雰囲気も嫌いになれない、というか、好きです(そうですか)。

 

○ Hidden Side - HWANG MIN HYUN

しょうもない恋愛の曲はこちらも良かった。私は男の恋愛はしょうもなければしょうもないほど良いと思っている。何よりしょうもない恋愛を歌っているのがミニョンというところが良い。あとなんかエロ催眠術師みたいなことしてるMVも(悪口?)。去年のSHINeeミノのソロもそうだが、王子様みたいな男がしょうもない恋愛を歌っていると、嬉しい。チャウヌもやればいいと思う。あとゼベワンのキムジウンくん。私はキムジウンくんのことをびんぼっちゃまと呼んでいる。

 

○ Back to ZEROBASE - ZEROBASEONE

こんなに爽やかでこんなに泣けてこんなに煌めいていて、デビューEPの一曲目としてこれ以上のものがあるでしょうか?一番ではブリッジだった「幕が上がれば」という歌詞が、2番ではコーラスの始まりを告げる。魂が燃えている!

 

○ Miracle (Korean Ver.) - NEXZ

初めて聴いたときは変だけど良い曲だな程度の感触だったが詞を読んで完全に目がハートになった。炎のように燃えてくれてありがとう。歳月を重ねることで生まれる奥行きという良さもあるが、若さゆえの感情のオーバーヒートにも惹かれる私がいる。

 

○ Hurt - NINE.i

恋の破れを、叫ぶ胸の痛みをドラムンに乗せてくれて本当にありがとう。行き場のない感情のオーバーヒートは青春を走らせる。ドラムンと共に疾走すれば涙は過去へと靡いていく。16小節あるアウトロも最高に最高。こんな曲ばっかり好きになってしまうサガ。

 

○ Drama - aespa

Spicyがびっくりするくらい私に関係なくワロタと思ったし、てか同じ系譜であろうGirlsのことも別に好きじゃなかったクセにDramaはめちゃくちゃ好きだった。壮大なサウンドも「私がドラマ」と言う大仰な歌詞も乗りこなすaespaという4人の存在にウケながらもありがたい。あと衣装が良かった。

 

SIREN - 1CHU

「死にたくないのならこの海に落ちて」、しかもMVは女女!壮絶で切迫した歌声も、物悲しく壮大なメロディも、切なく散っていく結末も強く響いた曲だった。火サスみたいな(?)ベタベタさ良いよね。崖上で悲痛な顔をしている山村紅葉の顔が浮かぶ。

 

○ Ay-Yo - NCT 127

返り血を浴びる金属!!イリチルの激しく燃え上がりながらもステージ上で姿を消す姿はどこか侘び寂びすらあるなと思う。知らんけど……。早くあと規制テープが張られた殺人現場から野次馬に紛れて人知れず立ち去るジェヒョンを見たい。俺が撮ります。

 

○ Rising - tripleS

女子資本主義も好きでどちらを選ぶか迷いながらもやはり僕はRisingの暗さが刺さりまくり……。キラキラした理想郷だけでない現実の不条理も見つめるまなざしに描かれる強かな生、助かります。

 

Air Force One - ODD EYE CIRCLE

LOONA、本当におめでとう。そして、ありがとう。オアソがカムバするという情報が現れた瞬間本当に叫んだし今も叫び続けている。そしてサビが最高すぎて未だにサビが来るたびに笑顔になる。誇張抜きです。ビョンギの作る作品にはどれもクィアネスが漂っているように思い嬉しい。それが手癖で偶然産まれたものだとしても……。

 

○ C'mon - JINI feat. Amine

君はまるで音楽のようで……それはきっと私が失ってしまったもので……そして君が思い出させてくれたんだよ……。想像以上に良い曲だ〜と喜んでいたらすごい歌詞が来てひっくり返った。私も君を音楽だと思うし、君からは光線が出ている。絹のような肌触りが心地良く、そして私はジニの声が好きなんだなと気づいた曲でもあった。Amine、必要?(サークルツイート)

 

Synergy - 柴田聡子

今年の後半になってようやく、というかついに、というか、急に柴田聡子の詞が私の身体に降りてきた。秋の夕暮れが詰まったような、人生の歓びと希望にあふれていてしみじみと喜ばしい。どれが、とかじゃなく詞のすべてが凄すぎてどれかをピックアップすることができませんでした汗

 

○ 隕石でごめんなさい - ゆっきゅん

ゆっきゅんの書く詞も本当にすごい。恋愛なんて必要のない僕を君は軽々と超えてくし、ビンゴカードだってゴールを匂わせたまま一向に埋まらないし。自分の面白で乗り越える夜が辛くて悶えて楽しい!空から降ってきた君の輝きは私の隕石なんだよ。君は知らないだろうけど。

 

〇 Day After Day (feat. 高橋芽以) - パソコン音楽クラブ

これがアルバムの締めなのはすごいなあ。今作は『See-Voice』に比べてかなりキッチュにポップな方に振り切っていて前作の方が好きかなあなどと考えていたのだけど、Day After Dayが流れ出した瞬間、高橋芽以が歌い出した瞬間に2つは1つなのだと気づいた。抑えられたトラックには絶望と、それゆえの希望が満ちている。静寂の中に感情が弾ける。昼でもあり夜でもある、不思議な曲だと思う。

 

以上です。多(笑)

 

 

好きだったが特に言うことがなかった曲

MACARONI CHEESE - YOUNG POSSE

ETA - NewJeans

Eve, Psyche & The Bluebeard's wife - LE SSERAFIM

NOMINATE - SEOAN

CANADA - So!YoON!

Macarena - BLITZERS

Fast Forward - SOMI

Classic - IVE

1, 2, 3 Go Shoot - MIRANI feat. Blase, REI AMI

Take My Hand - ZEROBASEONE

Let Me In - EXO

UN-NORMAL - Queenz Eye

We Gon Tour - Leanon feat. Fatou

LEFT RIGHT - XG

Angelus Novus アンゲルス・ノーヴス - cero

 

多(笑)

 

 

良かったアルバム

 

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多(笑)

 

 

今年の魂

 

○ 雑感 - 柴田聡子

柴田聡子、未来?私の人生がまるっきり描かれていてただただありがたい。死期が近いのだと思う。

○ Limitless (EP) - NCT 127

こんなにも私を地球・宇宙・惑星にしてくれるアルバムは先にも後にもない。身体に銀河が広がったまま、膨張し続けています。

○ ネバー・モア-『ペルソナ4』輪廻転生-

YouTubeでたまたまPursuing My True Selfを再生しなんだこのかっけ〜曲はと顎が外れ、そのままアルバムを再生。爆発。私ごときの言葉では伝えきれない、高潔が貫いているアルバム。魂の権化。このアルバムとして生きたい。

○ DOUBLE OR NOTHING - COLOR

フォロワーにオススメしてもらった曲。超絶のカッコよさとしかし違法アップロードしかない聴くすべがないことに身を引き裂かれていたところ、しばらくしてCOLORのサブスクが開始したという矢文が届き、そこからはApple musicが焦げ付く勢いで再生しています。感謝。ここで今年の運を使い切ったらしく半年くらい良いことがほとんどありませんでした。死ね!!(すべてが)

NCT 127

助けられました。イリチルという、存在に。久しぶりにオタクらしいことをして、稲妻が突き刺さる感覚はこれだったかと思い出しました。ジョンウのアクスタとか買っちゃってるから。でも、俺は渦だから。

○ ゆっきゅん

助けられました2。曲がすごい、歌詞がすごい、ブログがすごい、ツイートが、Threadsがすごい。ゆっきゅんは私のメロディ。走り出したら止まらない。来たぜ、乗り換え少なめで。

 

ビッグモーター

神戸のいるか

ドーベルマン盗み女性二人

OSO18

 

 

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2024年はどういった年にしたいですか?

そうですね、とりあえず札幌で鍋食べたいです。

 

速報 TWICE・MOMO 札幌で鍋食べたい

 

 

 

上がる落雷

 

今の自分がもっとも大人であり、振り返ると大人であると思っていたあの頃の自分がもっとも若いことに恐ろしくなります。あの頃に生まれた感情の蓄積を目で見ることはできず、今の感情であの頃を生き直すことができないのは途方もないことです。あの日通らなかった道も、知らなかった言葉も、気づかなかった風もすべて編み直すことはできず、時間の広大さに目が眩んでしまうようです。鏡を見つめると知らない人間がうつっています。一人にさせてくれ、だけど孤独はつらい、私のわがままを満たすために、私の半身以外が見えなくなってしまいます。頬を伝う汗に沿って、手を繋いで街を走ってみます。速度を上げるとより自分が霞んでいって、世界と一体化して、ここで私の孤独は柔らかくなります。

2年前の冬の梅田駅は冷たく、ホームから遠くに見える空は妙に暗かったです。MONDO GROSSOの「何度でも新しく生まれる」を聴いて電車を待ちながら、うるさいくらいに明るい部屋から出られなかったのだと思います。あの頃は、あの頃も、何を考えていたのか一つも思い出せません。昨日のことも思い出せません。恐ろしく小間切れの私が瞬間ごとに色褪せていきますが、それを悲しいこととも思いません。過去を今の言葉で記す淋しさの中には今を生きているという実感が伴い、見逃してきた風景に思いを馳せることはまだ見ぬ世界があることの証拠のようです。辛かったあの日を笑い飛ばせる日は来ないですが、明日の心がいたたまれない確信もないのです。一瞬で終わる雷鳴が響くのはかなり先のことだと思います。

鏡を振り返っても何も見えません。

 

 

今年観た映画3選

 

私の削除癖がそこかしこで炸裂し、ツイートはおろかインスタの投稿も消すわアカウントは消すわブログは消すわでSNS最大かつ唯一の利点であるアーカイブ機能の利をこの世で唯一享受できていない人間なので、たくさん観た映画やら何やらの感想をまったく見返すことができずにいる。そのため、そのためでもないが、今年観た映画3本の感想をまとめて書く。3選と言っているが分母が3で分子も3でございます。小学生の頃にアウトドア派の父親に親子で山を走る大会に参加させられ、運動神経が酷く悪いにも関わらず3位を獲得し自分、やりますやん。と思っていたら参加チームが私含めて3だったという出来事があったが、そういうことです。そもそもたったの3本で「たくさん」と言ってのける人間の感想を誰が読みたいと思うのか。観なさすぎにもほどがあるように見えるが、平均本数が1とかなのでたくさん観た方である。

 

○ Everything Everywhere All At Once

目まぐるしい展開と猥雑な画面それ自体に何かクィアネスが宿っているように感じられ、開始から10分で私の心の光となった。数多の世界線、可能性を飛び越えて、世界の命運を握っているのがたった二人の女たち(でもないのだが)、というのがとても眩しくありがたかった。俺はセカイ系に惹かれてしまうどうしようもない人間だから。私は家族愛というものについてやや距離を置いているのでそこはまあ、といった感じだったが、家族愛と諦観の衝突においてなるべくしてなった結末なのだろうと思う。壮大な闘いの末に物語の終わりを見るのは何の変哲もないランドリーの前でありオフィスの中であるという描きに覚悟を感じ、嬉しくなる。

私がクィアネスを見出したとはいえ、と思っていたが、女女が、しかも始まりの世界線では敵対していた二人が恋人として描かれていたのに驚き、少し泣きそうになった。あとこれはすべての観客が言っているだろうが岩となるシーンはもう、すごい。何も言えることはありません。異物を突き刺し、という下りには苦笑いだったが、これはもう合うかどうかなのでしゃーがありませんわ。

 

○ バービー

ここまでフェミニズム色全開の映画が引くほど売れたというのは何と言うか喜ばしいことなのではないでしょうか。バービーってそこまで耳目を集めるトピックか?と思うので。私が観に行った時点で既にかなりの反響と賛否両論があり期待していたのだが、正直肩透かしを食らった気分だった。あと演出が本当に好きじゃなかったです。

女の主体性という初歩的なフェミニズムを説いているため「男に観てほしい映画」といったスタンスなのかと思いきや、入り組んだメタ表現や皮肉が多くちゃんと伝わるのか?とかを思いながら観ていた。滑稽さや薄っぺらさを以て描かれるミラーリング(単純なものでもないと思うが)は上手いなと思った。でもやはりある程度の前提となる知識が必要な脚本であり、そこら辺の塩梅は難しいのだろうと。奥浩哉のツイートは論外だが象徴的で、あのようなバックラッシュに陥る人間をも包括するのは一作品では無理なのかもしれない。学べとしか言いようがないが……。

この監督とは画面のセンスが合わないのだろうなと思った。メッセージがどうとかではなく。面食らったが良い体験だったように思う。逃走シーンにCharli XCXの楽曲が使われているのは良かったし、エンドロール前にジャージークラブのビートとNicki Minajのラップが流れ始めた瞬間はかなり面白かった。持ち主の幻影が見えるシーン、仰天体験アンビリーバボーですか?

 

○ 君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか。へえ、あっしは……。

大変面白い映画だった。たくさん観た。2回です。映画をほとんど観ない私が金ロー以外で自主的に2回目を観るのは相当のことと思われる。もうただただ素晴らしく、改めて私が言うべきことなど何も無いように思うので、言いません。私はこれを一人の少年精神の揺れ動きを描いた作品と捉え、そのように捉えられるものがあるというだけでも感無量なのだが、あんなにも激しく美しい冒険であり、荒波で、落雷で、それでいて静寂で、圧巻としか言いようがない作品だった。一人称が「俺」の豪傑な船乗りの女と炎を愛し炎に燃えた女の存在は今でも私の心を照らし続けている。Everything Everywhere All At OnceとEXOのLet Me InのMVを思い浮かべながら鑑賞した。瞬間は永遠に、すべての場所はここに。喜ばしく思います。

木村拓哉の演技が素晴らしかった(後から声優を務めていることを知ったのだが)。何をやってもキムタクとはよく言ったものだが、あえて脇役をやればと思います。菅田将暉さんは鳥の役に専念すべきと思います。STAY SAFE!

あと主人公が自分の頭を殴るシーンで出る血の量が尋常じゃなかったので普通に笑ってしまった。

 

以上です。

 

 

年に3の人間が8も観られる訳がないだろう。

 

 

最近

 

なんかバイト?ってやつを始めたんですが、本当に意味がない。ADHDなのか不器用なのかあるいは両方か、何か作業を教えられるたびに耳の中が筒なのかと思うくらいにすべてすり抜けて行って本当に何も覚えられなくて、苦しい。昼休みが終わってから30分で17回ミスしたし、何か重大なミスに繋がること、ミスではないが、をしてしまったらしく、バックヤードの奥にある半畳しかない謎の空間に逃げ込んで、微弱な変顔をして、戻った。重大なミスに繋がること、ミスではない、をした際に上司、先輩とは呼びたくない、から「こっちでなんとかするから気にしないで!」と言われたが、実際のところ私はマニュアル通りに行いミスをしていない、いわば不慮の事故なので、退勤時間が来るとともに即帰宅した。私は忙しい女だから。

 

別の日のバイト、またの名を苦しみが終わり帰宅しようとすると、知り合いから遊びに誘う連絡が来た。私は人目を憚らず言うとフッ軽なので、もちろん承諾し、小雨も降り出したが、別の知人も誘って向かった。わがままで自我を貫き通すくせに対案は出さない男、こういう人間は嫌いではないが自分の周りにはいてほしくない、のせいで何もすることがなくなり、豚カツを食べた。2人はセックスの話と高校の頃の同級生がどの大学に行った、誰と付き合い誰と別れた、の話ばかりしていて、私は心の中で泣いた。私が「バービーを観よう」と言うと2人は「今から?遅いだろ」と言い、本当につまらない人間、と思い、無視してバービーのチケットを購入した。バービーはすごく初歩的なフェミニズムの内容で、しかし皮肉やメタ表現を織り交ぜながら進むため知識を必要とし、そして個人的に映画としてまったく面白くなかったため、面食らってしまった。そもそもあまり映画を観ないのだが、人生で初めてつまらない映画に出会ってしまい、放心状態で映画館を出ると23時を過ぎていて、台風が近づいていて、電車が止まっていて、私は強風に吹かれていた。家から2時間ほどの距離で、私は歩きながら音楽を聴くのがこの世でもっとも好きなので、迷いなく歩き出した。なんとなく聴きたくなって流したNCT 127の疾走のアルバムで、Crush Landingが始まった瞬間、私だけの風が吹いた。恋に落ちるのは一瞬で、不可思議で、曖昧で、説明不可能で、だからこそきらめいて見えるのだと思う。私にはNCT 127しかない、とこの瞬間強く確信し、言われようもない悦びが身体を走るのだった。恋は一瞬に。思えば私がKPOPを聴き出したのも、BTSのBoy With LuvのMVの冒頭、テヒョンが振り向いた瞬間に落雷に打たれたからなのだと思い出した。雨が一瞬で強くなり、ズボンが一瞬で海に入ったかのようになり笑った。大雨の中2 Baddiesを歌い、帰ってバッグを開くとバイト用のメモがずぶ濡れで解読不可能になっていて、捨てた。さようなら、私は忙しい女だから。

 

2回目の「君たちはどう生きるか」を観たら最初の30分間が冗長すぎてうたた寝をしてしまった。隣を見ると、一緒に観ていた友達も寝ていてウケた。一人称が俺の豪傑な船乗りの女が出てくるのは最高にありがたいし、文字通り炎とともに生きる女が出てくるのもありがたいな、と思う。40分歩いて心斎橋に行き、ZARAの悪口を言い、ユニクロでサングラスを試着し、40分歩いて帰った。無駄な時間は使わない。私は忙しい女だから。

 

バイト、またの名を苦しみが無い日にゆっきゅんを観に行った。トークが本当に面白くて、アンドーナッツさんも素晴らしくて、爆笑しながらたこ焼きと唐揚げとドリンク2杯を頼んでしまい、死亡した。隕石でごめんなさいが聴けて感無量だったし、Re:日帰りでも素晴らしかった。私のメロディ。

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アンドーナッツさんにご挨拶して、私毒山のことをゆっきゅんと話してたんですよ、と言われ、ウケた。チェキを撮るときにゆっきゅんが私が着ていたPYLのTシャツにウケていて、ずっとPSGの話をされて面白かった。

この会場に傘を忘れてしまい、次の日に取りに行き即帰宅した。私は、忙しい、女だから。

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